活動理念
都市の木造木質化は、樹木の光合成機能とその所産を利用することの重要性を示唆しています。都市空間や建物計画において木質系を選択することは、ライフサイクルにおける『温室効果ガスの排出抑制と炭素循環』の観点から非木質系に対して大きな優位性があります。環境・社会・経済のバランスを図りつつ、これらの統合を目指すことが持続可能な開発目標の達成につながります。地域の森林資源を利活用することで低炭素都市と炭素市場を実現し世界的課題であるSDGsの達成に貢献しようとする姿勢はESG投資を呼び込むなど社会的評価の対象になります。『都市の木質化』が掲げる指標は、国際的潮流における地球環境貢献・地域経済効果と方向性が一致しており、その活動は大きなポテンシャルを持っています。
活動の目的
都市の木質化プロジェクトは、都市部に国産木材を投入する『都市の木質化』を広め、木造建築をはじめとする木質環境の構築を通じて都市木造を推進し、森林と都市が抱える諸問題の解決に貢献することを目的としています。このため、(1)都市の木造木質化を推進する活動、(2)都市の木造木質化を推進する次代の担い手を育成する活動、(3)木質環境の整備を行う活動、(4)木材の利活用を推進する森林経済に関する活動に取り組んでいます。